今回のサウンドは少し明るめにしました。
コード進行は、前回と同じものを使っているので、比べてみると面白いかもしれません。
まず、完成した状態の音を聴いてみましょう。
MIDI
STEP1
まず、Sylenth1のMENUから”Init Preset”を選んで、プリセットを初期化し、同時発音数を"8"に変更します。
・Polyphony=8
次に、OSC A1のオシレーター波形から”Saw”を選び、ボイス数を”4”にしてDETUNEさせます。また、RETRIG(リトリガー)をOFFにするのも忘れないようにします。
・OSC A1:WAVE=Saw , VOICES=4 , DETUNE=2.38 , RETRIG=OFF
そうすると、このように鳴ります。
STEP2
次に、フィルターセクションで、Pluckサウンドっぽい音の変化を作ります。
まず、FILTER Aから”Lowpass”を選び、FILTER CONTROLのCUTOFF周波数を”1.00Hz”にして、いわゆる閉じた状態にします。
・FILTER A:FILTER TYPE=Lowpass , 12dB
・FILTER CONTROL:CUTOFF=1.00Hz , RESONANCE=1.67
A(ttack)=0.00 , D(ecay)=5,29 , S(ustain)=0.69 , R(elease)=7.13
STEP3
ここで、少し芯があるようなサウンドにするため、OSC Bの音を加えようと思います。
基本的には、OSC Aと同じ設定ですが、少し真ん中から聴こえて欲しいので、STEREOを”6.67”にします。
そして、OSC BはOSC Aの音に芯を付け足す役割なので、OSC Bの音量を下げます。
・OSC B1:WAVE=Saw , VOICES=4 , DETUNE=2.38 , STEREO=6.67 , RETRIG=OFF
・MIXIER:MIX B=3.39
広がりがありつつ、真ん中からも聴こえるようになりました。
STEP4
STEP2と同様に、OSC Bにもフィルターセクションで周波数変化を作り出します。
ここでのポイントは、Lowpassのカーブを24dBと、OSC Aよりきつくすることで高音域を削り、真ん中でなっていることを強調することです。
・FILTER B:FILTER TYPE=Lowpass , 24dB
・MON ENV2
Destination=Cutoff B , Amount=7.90
A(ttack)=0.00 , D(ecay)=4.48 , S(ustain)=1.26 , R(elease)=4.54
STEP5
そして、アンプエンベロープで音量変化を調整します。
・AMP ENV A and B
A(ttack)=0.05 , D(ecay)=5.98 , S(ustain)=1.61 , R(elease)=3.16
STEP6
ここからは、エフェクトをかけてよりサウンドをブラッシュアップしていきます。
まず、EQで少し耳に付く帯域と不要な低域を削り、高音域をシェルビングすることで空気感を足しました。
見た目上、1.5~3.5kHz付近が少しいびつな感じになっていますが、1バンドでざっくり削るとやり過ぎだと判断して、3バンドで少しずつ削りました。
(1)EQ(FabFilter Pro-Q 2)
Band1 Lowcut(12dB/oct) , Q=1.0 , 35.3Hz
Band2 Bell , Q=3.27 , 1.65kHz , -3.0dB
Band3 Bell , Q=3.70 , 2.40kHz , -2.4dB
Band4 Bell , Q=3.21 , 3.38kHz , -3.5dB
Band5 HighSelf , Q=0.3 , 6.40kHz , 1.5dB
STEP7
次に、コンプをかけて音量を揃えつつ、少し音圧をアップさせます。
Renaissance Compのリダクションがゆるい、Opto(光学)モードで音量を揃えつつ、C1 Compで少し音圧感を出しました。
(2)Comp1(WAVES Renaissance Compressor)
Mode=Opto , Smooth
Ratio=3 : 1 , Attack=5.06 ms , Release=65.8 ms
Gain Reduction=-3~4dB
Ratio=4 : 1 , Attack=1.00 ms , Release=60.0 ms
Gain Reduction=-5~6dB
STEP8
最後に、Side-chainをかけ4つ打ちキックと合わせると完成です。
(4)Side-chain(Nicky Romero Kickstart)
まず、FILTER Aから”Lowpass”を選び、FILTER CONTROLのCUTOFF周波数を”1.00Hz”にして、いわゆる閉じた状態にします。
・FILTER A:FILTER TYPE=Lowpass , 12dB
・FILTER CONTROL:CUTOFF=1.00Hz , RESONANCE=1.67
そして、エンベロープで周波数変化を作り出します。
・MOD ENV1
Destination=Cutoff A , Amount=10.00A(ttack)=0.00 , D(ecay)=5,29 , S(ustain)=0.69 , R(elease)=7.13
だいぶ、Pluckサウンドっぽくなってきました。
STEP3
ここで、少し芯があるようなサウンドにするため、OSC Bの音を加えようと思います。
基本的には、OSC Aと同じ設定ですが、少し真ん中から聴こえて欲しいので、STEREOを”6.67”にします。
そして、OSC BはOSC Aの音に芯を付け足す役割なので、OSC Bの音量を下げます。
・OSC B1:WAVE=Saw , VOICES=4 , DETUNE=2.38 , STEREO=6.67 , RETRIG=OFF
・MIXIER:MIX B=3.39
広がりがありつつ、真ん中からも聴こえるようになりました。
STEP4
STEP2と同様に、OSC Bにもフィルターセクションで周波数変化を作り出します。
ここでのポイントは、Lowpassのカーブを24dBと、OSC Aよりきつくすることで高音域を削り、真ん中でなっていることを強調することです。
・FILTER B:FILTER TYPE=Lowpass , 24dB
・MON ENV2
Destination=Cutoff B , Amount=7.90
A(ttack)=0.00 , D(ecay)=4.48 , S(ustain)=1.26 , R(elease)=4.54
STEP5
そして、アンプエンベロープで音量変化を調整します。
・AMP ENV A and B
A(ttack)=0.05 , D(ecay)=5.98 , S(ustain)=1.61 , R(elease)=3.16
リリースの減衰感もあって、良い感じに仕上がってきました。
STEP6
ここからは、エフェクトをかけてよりサウンドをブラッシュアップしていきます。
まず、EQで少し耳に付く帯域と不要な低域を削り、高音域をシェルビングすることで空気感を足しました。
見た目上、1.5~3.5kHz付近が少しいびつな感じになっていますが、1バンドでざっくり削るとやり過ぎだと判断して、3バンドで少しずつ削りました。
(1)EQ(FabFilter Pro-Q 2)
Band1 Lowcut(12dB/oct) , Q=1.0 , 35.3Hz
Band2 Bell , Q=3.27 , 1.65kHz , -3.0dB
Band3 Bell , Q=3.70 , 2.40kHz , -2.4dB
Band4 Bell , Q=3.21 , 3.38kHz , -3.5dB
Band5 HighSelf , Q=0.3 , 6.40kHz , 1.5dB
僅かですが、音が整理されました。
次に、コンプをかけて音量を揃えつつ、少し音圧をアップさせます。
Renaissance Compのリダクションがゆるい、Opto(光学)モードで音量を揃えつつ、C1 Compで少し音圧感を出しました。
(2)Comp1(WAVES Renaissance Compressor)
Mode=Opto , Smooth
Ratio=3 : 1 , Attack=5.06 ms , Release=65.8 ms
Gain Reduction=-3~4dB
(3)Comp2(WAVES C1 Compressor)
Ratio=4 : 1 , Attack=1.00 ms , Release=60.0 ms
Gain Reduction=-5~6dB
STEP8
最後に、Side-chainをかけ4つ打ちキックと合わせると完成です。
(4)Side-chain(Nicky Romero Kickstart)
完成!!!(Side-chain→Side-chain + Drums)